Drowse

君がいないと 始まんないよって 言えないようです

わたしがみた真夏の夜の夢

 

 

何から書いていいのかわからない。

 まずは千晃ちゃん本当におめでとう。AAAから抜けて赤ちゃんのために頑張ろうとする千晃ちゃんを私は心から応援したい。絶対に幸せになってください。ここまでは本当の気持ちだけど私の思うことすべてじゃない。ちょっとだらだら書かせてほしい。

千晃ちゃんの”卒業”に対して思ったことは当然一言では言い表せない。「ていうかこれ脱退じゃねえか!」と正直思った。それでもこの言葉を使ったのは、千晃ちゃんが女性だから。男性だったらその人はずっとパフォーマーであるままで、グループからの脱退はただの転職になる。でも女性だから、AAAから抜けることは彼女の生き方そのものの変化を生む。千晃ちゃんがこれからどういう活動を続けるかは分からない。ただ彼女はパフォーマーとしてじゃなく、歌手としてじゃなく、新しい命のお母さんという仕事が増える。その仕事はAAAと一緒に両立できないと思ったから”AAAからの卒業”。これから私たちが見ていく千晃ちゃんはもうAAAのものじゃない。

今まで何回も私とAAAの出会いはTwitterで書いてきた。夏のある日、ふと年末に紅白で聞いた「恋音と雨空」を検索してメイキングを見て、曲の良さと同時にメンバー同士の仲の良さを面白いと思った。気付いたらここまで来てた。今では私=しゅーてぃー・與西だが、それ以上に出会いを鮮明に覚えているのが、AAAが主演を務めたドラマ「未来世紀シェイクスピア」の中で千晃ちゃん演じる杏実としゅーてぃー演じる雷太の切なくて、ほろ苦くて、胸を締め付ける、それでいて最高に愛おしい恋物語、「真夏の夜の夢」だった。


まず何が最高ってビジュアル。当時23歳になるパフォーマンスグループのメンバーを捕まえて、千晃ちゃんはストレートロング、しゅーてぃーは黒髪というファンにとってはもう十分可愛くてかっこいい二人にメッシュを付けたうえで、あの制服を着せたスタッフは多分世界で一番天才だと思う。あと二人の身長差。しゅーてぃーは男子メンバーの中では身長が低く、普段ヒールを履いていることの多い宇野ちゃんと並ぶと目線が同じということが度々ある。そんな彼が、千晃ちゃんと並んだときだけ目線が下がるのが最高にかわいい。無理。しんどい。

同時に二人の幼馴染という配役。千晃ちゃんって153cmであのベビーフェイスだから、同じ末っ子である宇野ちゃんと並んでも圧倒的な妹感がある。一方しゅーてぃーはメンバーで唯一の一番上で、面倒見のいい男子。実際Buzzツアーで千晃ちゃんが骨折して抜けたときのエピソードとか、普段からリアル兄妹感は随一なわけで、しかも杏実も雷太も結構実際の二人の性格に似たようなところがあり、演劇特有の役を作っているという感じがほとんどが感じられない。そんなふたりが幼馴染なんて設定されたら可愛さしか生まれない。大変だ、配役した人も天才だ…。

と、ここまで読めば私がいかに杏実と雷太のビジュアル、関係性、そして千晃ちゃんとしゅーてぃーの距離感が大好きなのかわかるだろう。私にとって二人はAAAにおける"最高にきゅんとなるための方程式"なのである。(與西にきゅんとはしない、発狂する)

こんな一ファンのときめきを失うという単純な問題以外にも、千晃ちゃんがいなくなることで生じることはたくさんある。「AAA」は6人になる。赤はメンバーカラーではなくなる。仮に千晃ちゃん音楽を続けたって6人に囲まれて歌い踊る、大きなステージの上で小さな体をいっぱいに使って飛び回る、そんな千晃ちゃんはきっと見られなくなる。そうだ、私は7人のAAAが大好きだ。全員が並んだ時のでこぼこな感じとか、男子メンバーが女子メンバーを守っている感じとか、お互いを本当に信頼しているんだなって思う心から楽しそうな笑顔と笑い声とか、えっと、今頭の中で色んな7人の姿を思い出したけど、いっつも笑顔ばっかりだ。

そして何よりも心配なのは宇野ちゃんのこと。千晃ちゃんが抜けて、女の子一人で精神的にも身体的にも、負担は大きくなる。Instagramで宇野ちゃんが話していた通り、二人は誰も知り得ないところで支え合ってきたお互いが唯一の存在なんだろうとも思う。これから抱える不安を、負けそうになる気持ちを、そして女同士としてしか話せないことを、これから宇野ちゃんは誰と共有し乗り越えていくのだろう。同時に、AAAにおいて"みさちあ"は宇野ちゃんの気高い美しさと、千晃ちゃんの内面からあふれる可愛らしさをお互いに引き立て合う最高のパートナーであると思っている。だから千晃ちゃんの決断を聞いて私は簡単に納得なんて出来なかったし、泣いたし、どうしてと何回も考えた。それでも絶対に誰よりも悩んだはずの、女子メンバーだけで活動しないかと事務所に言われても「AAAは7人だ」と即答した、唯一の女子メンバーとして支えあってきた、そんな宇野ちゃんが千晃ちゃんを応援するというのなら、私は何も言えない。つーか誰が何を言ったって無効になるカードを提示されたもんだ、こんなの。 

これだけ書いてきた中で誰かを応援するって何なんだろうと思う。結局芸能人であれ、それぞれの人間の決断なんて外野がとやかく言うことじゃない。でも私たちはお金を払って彼らの人生を支えているから、その決断に文句をつけることが出来る。けれどあくまでそれはCD・DVD・ライブ、何らかの対価をもらった上で払うものだ。なのに私達は"応援"してるから文句を言う。勝手にあれこれ憶測されて、勝手に自分の事を沢山知られて、それでもファンに感謝する、凄い仕事だなあと思う、本当に。だってどんなジャンルであっても誰かを応援するとき、私たちはその人達の気持ちを想像することしかない。ほとんどの場合はどんな苦しみも、辛さも、喜びも、私達の見える所で生じるなんて滅多にない。自分が応援する人にとって誰が敵なのか、味方なのか。何が正解で間違いなのか。今日のライブでにっしーが言ってたという「リアルの中でファンタジーを作ってる」って言葉が妙に沁みる。結局現実があるから私達の妄想が生まれる。どんなに彼らが綺麗なファンタジーを作りたくたって、それは私達の妄想に打ち消されることもある。特に今は画像も映像も音声も、妄想からも現実を生み出せる時代だ。だからこそ私はメンバーから発せられた言葉だけを信じて、千晃ちゃんを応援したい。リーダー、にっしー、だっちゃん、與さん、しゅーてぃー、宇野ちゃんがどんな思いを抱えていたって、千晃ちゃんを応援すると言うのならそれが正解なのだ、きっと。

 千晃ちゃん、きっといつか6人で見た景色を思い出して恋しくなると思う。でも違う道を歩き出したからこそ、今まで以上に幸せになれる千晃ちゃんもきっとそこにはいるんだよ。私は笑顔の千晃ちゃんが大好きだよ。直接出来るようなことは何一つないかもしれないけど応援してるからね。あの日みた真夏の夜の夢は私の頭の中で永遠に続くと思う。時々思い出した時には幸せと懐かしさをちょうだい。6人と1人が一緒にまた笑える日までさようなら。